農業コンサルなんて仕事でやっていけるの？

5月7日は

㈱農テラスの創業記念日&私が起業した日でもあります。

 

今日までご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

 

そこで今回は

創業から今日までをインタビュー形式で振り返ってみたいと思います。

 

起業したのは今から12年前の42歳の時。

 

「農業コンサルなんて仕事でやっていけるの？」って

 

周りから心配されてのスタートでした。

 

当時は従業員数十名を抱える農業法人の代表取締役。

給料も地位も満たされていた頃でした。

 

Q　そんな順風満帆な人生を捨てて

わざわざリスクを取ってまで独立起業するって

 

奥さんは反対されなかったのですか？

 

A　はい。反対されませんでした。

 

相談せずに勝手に決めて、事後報告でしたので、

反対ではなく、あきれられていました(笑)

 

Q　その時、お子さんは何歳くらい？

 

A中2と中３。

 

Q　え？これからお金がかかるって時期じゃないですか？

 

A　そうなんです。

その時期に無謀にも独立起業しちゃいました。

 

妻には当分の間、給料ないかもって・・・

 

無謀ですよね。

 

Q　起業するとき勝算はあったんですか？

A　勝算があったというより、誰もやっていない職種だったので

一か八かって。

 

でも、時代を読むのが得意だから６：４でいけるって思ってたんです。

 

とにかくやってみようって気持ちの方が大きかったですね。

 

Q　でも、よくうまくいきましたね。

 

A　いや、最初からうまくいった訳じゃないんです。

最初はオファーなんてひとつもなかったんです。

 

Q　え？じゃ？無給ってこと？

 

A　幸い、農業をやりながらだったので無収入だったわけではないんですが、

 

会社を作っただけで、仕事があったわけじゃないんです。

 

Q　どうやって、コンサルの仕事を軌道に乗せたんですか？

 

A　勉強しに行ったんです。

コンサルタントになるため勉強を。

 

コンサルタントってちゃんと「やり方」があるんです。そのノウハウを教えてくれる方がいらっしゃったんで、東京まで学びに行ったんです。

 

Q　へー、コンサルになるために勉強されたんですね。

 

A　その時に学んだことを素直にひとつずつ実践してきた。

それが良かったんでしょうね。

 

そのおかげでたくさんオファーも頂けるようになったし、出版もできました。

 

だから、全国から講演やセミナー講師として呼んでいただけるようになったんだと思っています。

 

A　それと農業コンサルの先進地であるオランダにも勉強に行きました。そこで最先端のコンサルタント術を学んだおかげで

 

ちょっとだけ時代を先取り出来たのかもしれません。

 

Q　今後はどのように事業展開されていく予定ですか？

 

A　今後は企業向けのコンサル事業を縮小して

個人の農業者と向き合うパーソナルサポート事業に力を入れていきます。

 

Q　それが今、実践されている「農ビジ会」なんですね。

 

A　そうなんです。

 

「もっと成長したい」「他の人よりちょっと先を行きたい」って農業者さんが集まるオンラインコミュニティです。

 

農業をやっているとそう簡単に現場を離れることはできません。

でも、意識高い農家さんっていつもアンテナを張って最新の情報を探しているんです。

 

ですからそういった方々に新鮮な情報をいつでも届けることができるようなプラットフォームになればいいな～って思っています。

 

Q　これからチャレンジしたいことはありますか？

 

A　チャレンジするって言うか、

最近、農業以外の分野でのオファーが増えてきました。

例えば教育やDX、マーケティングやブランディングなど。

 

どれも専門ではないのですが、

知らない分野だからやらない。ではなくて、

知らないからこそやってみよう！って思っています。

 

頼まれごとは試されごとですからね。

 

これからも1歩ずつ前に進んでいきたいと思っていますので

よろしくお願いいたします。