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ブログ 2021.04.18
「取らぬ狸の皮算用」と「どんぶり勘定」の違いついて
こんにちは脳を耕す講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスブログのテーマは
「取らぬ狸の皮算用」と「どんぶり勘定」の違いついて
今回の話はちょっと農家さんには耳の痛い話かもしれません。
皆さん皮算用やっていますか?皮算用は好きですか?
私はこの皮算用が大好きです。
取らぬ狸の皮算用とはネットで調べると
手に入るかどうかもわからない不確かなものに期待をかけて、ああだ、こうだと計画をねることのたとえである。
と書かれている。
農家もよくこう言う。
そんなに皮算用したってその通りにならないから・・・と
確かに農業の場合は特にそうかもしれない。
いくら計画を練ったところで作は天候に左右されるし、価格は市場に左右される。
まさに、
できるかどうかわからない、採れるかどうかわからない、売れるかどうかわからない、
不確定要素だらけである。
だから最初から計画を立てるだけ無駄である!!これが一般的な農家の思考かもしれません。
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【農業社長と従業員との会話】
従業員:社長今日はどれくらい収穫しますか?
社長:取れるだけ採って!
従業員:今日どれくらい作業しますか?
社長:できるだけ頑張って!
これでは従業員はモチベーションは上がりません。
おいおい、俺たち奴隷じゃないんだぜ!って思われちゃいます。
作業や仕事をやる時は、
ちゃんと計画があって、目標数値があって、それに向けてできたのか?できなかったのか?
できなかった時はないが要因だったのか?って検証できるように
予め目標数値などを掲げているべきなんです。
その方が仕事は絶対に楽しいはず。
経営もあらかじめ売上目標があってそれに向けて努力する方が、張り合いがあります。
さらに皮算用をしない無計画な人には特徴があります。
そんな無計画な人ほど現状がうまくいかない時、
人のせいにするのです。
自分はがむしゃらに頑張っている。でも結果が出ない。
それはきっと自分以外の人のせいだ。って風に。
実は20代の頃の私はそういう思考でした。
当時は
体を動かし汗をかいていることこそが農業だ。
体がへとへとになればなるほど自分は頑張っていると思っていました。
そして結果が出なければそれは自分以外のせいなんだと。
不作は天候のせいだ、おカネがないのは市場価格が下がったからだと。
農家は都合がいいですよね。言い訳の材料がたくさんあるから。
しかし、一般社会では言い訳ができません。
たまに、なんでもかんでも不景気のせいにする社長さんもいるけど。
一般的な会社の業績不良はすべて社長のせいなんです。
社長の戦略が甘かったの主な原因なんです。
たまに無能な社員のせいにする社長さんがいらっしゃいますが、もってのほかですね。
そのくらい事業(会社)をやるのはシビアなんです。
ということで、私は皮算用が大好きです。
っていうか皮算用するのが仕事です。
常に先を見通して(予測)計画(予定)を立てる。
そして実行に移す。もしくは移させる。実践し、行動するんです。
そして定期的に計画通りに行っているのか、それとも計画通りいっていないのかを検証します。
もし、計画通りに言っていなければ原因を知らべて即座に修正します。
そして、改めて計画を立て直すのです。
これが私の皮算用のやり方です。
たまに類似語と勘違いされている方いらっしゃいますので付け加えておきます。
それは「どんぶり勘定」です。
私「どんぶり勘定」は嫌いです。
どんぶり勘定はネットで調べると
細かく計算などをしないで、おおまかに金の出し入れをすること。とあります。
事業の計画を立てる時は大まかでよいが
おカネの出し入れは大まかではいけない。
つまり、
作業の段取り、仕事の進め方、収量予測、売り上げ計算などは
皮算用をするべきです。
やることをすべてシミュレーションするイメージです。
だけど、おカネの出入りに関してはシビアに見るべきだと思っています。
「取らぬ狸と皮算用」と「どんぶり化勘定」
多くの農家は
皮算用はせずに、どんぶり勘定で生きている気がします。
おいおい、「逆だよ!逆!」って突っ込みを入れたくなります(笑)
っということで、スマートな農業者は
どんぶり勘定を辞めて、皮算用をやりましょう!
特に農テラス会員の皆さんは皮算用のの実践を頑張りましょう!
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing
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