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ブログ 2021.04.16
稼げる農業と儲からない農業の違い
こんにちは脳を耕す講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスブログのテーマは
稼げる農業と儲からない農業の違いについて
新規農業者に農業を教えるって本当に難しい。
なぜなら野菜づくりって未来を予測して
今の手入れをやらなくちゃいけないから。
山下先生、ニンジンが割れました。
山下先生、葉っぱが黄色くなりました。
山下先生、着果できていません。
農産物の生育トラブルは日常茶飯事。
特に季節の変わり目はイレギュラーな天気や寒暖差によって
いろんなことが起きる。
植物は動物と違って動くことができないし、しゃべることもできない。
感情表現もできないし、気持ちを伝えることができない。
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植物を育てるのは子供を育てるのに似ている。
子どもはまだ自分の感情をうまく伝えることができないので
小さい頃は泣いたり叫んだりして一生懸命に親にアピールする
思春期に入ると攻撃的になったり暴言を吐いたり閉じこもったり
子供から大人に脱皮するための信号を出す。
植物も同じだと思う。
葉っぱの色、葉っぱの角度、艶など毎日観察すると
変化がわかる。
おー、今日は調子良さそうだね。
おー、今日もみずみずしいね。
しかし、葉っぱの張りがなかったりすると
どうしたのか?と心配になる。
この時も子供と同じで表面だけを見てはいけない。
子供が抱えている心の奥底にある見えない悩みや不安に気付いてやらなければいけない。
植物の場合は土の下に目を向ける
根っこである。
野菜を育てる時、プロの農家は常に根を観察する。
生育の良しあしはすべて根っこが作ることを知っているからだ。
新規農業者にはとにかく根の状態を観察することを教える。
新規農業者が先日パプリカの苗を植えた。
土を掘り返し白い根が伸びている様子を一緒に観察した。
伸びている!
根の状態を観察すると同時に土中の水分を実際に触って感覚を確かめる
なるほど。これくらいの土壌水分があれば
根は伸びるのか・・・
彼ら彼女にしてみればどれも初めての体験だった。
人はついつい目に見える部分だけで物事を判断しがちだ。
そしてその原因は過去に繋がっている。
あの時の光、あの時の温度、あの時の水、あの時の手入れが
今の状態になる。
今の結果はすべてこれまでの環境、これまでどんなお世話をしてきたかが生み出したもの
今、手を抜けば、それは先々結果として現れる
それが農業である。
新規農業者に農業を教えるって本当に難しい。
なぜなら野菜づくりって未来を予測して
今の手入れをやらなくちゃいけないから。
山下先生、ニンジンが割れました。
山下先生、葉っぱが黄色くなりました。
山下先生、着果できていません。
そうだね。なぜ人参は割れたんだろう?
なぜ葉っぱは黄色くなったのだる?
なぜ着果しなかっただんだろう?
理由はわかりますか?
いいえ、わかりません・・・・
そうなる前に何か信号は出していませんでしたか?
ただの作業をやっている人は観察をしていない。
だから植物が出す信号を見落とす。
当然、その子供はぐれてしまう。
一旦ぐれた子供を公正させるのはとても難しい。
植物も同じである。いったん体調を崩したものを復活させるには
時間と労力とおカネがかかる。
このように
苦労する農業者はいつも「今、目の前の状態」に振り回されて右往左往と対処することに追われる。
忙しい、忙しいと言いながら。
これではずーっと「儲かる農業に」はたどり着けない。
うまくいっている農業者は「未来の状態」を予測しながら常に先手を打っている。
なぜなら、今やらないと後で苦労するのがわかっているから。
結果、先手先手を打っていくと、どんどん余裕が出てくる。
これが「おカネも時間も稼げる農業者」だ。
未来を予測して今何をすべきかを逆算するのが農業。
とはいえ、
新規農業者に未来を予測させる。これはかなり難しい。
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing
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