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ブログ 2021.03.25

人を雇ったらとにかく「任せろ」

こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

今回の、農テラスコラムのテーマは「まかせろ、まかせろ、まかせろ」について

家族以外を雇用している農業をやっている農家が

勘違いしていけないことが3つあります。

 

これからの農業は更に農家が減る。そして雇用型組織型農家が増える。

そう予測しています。

これは、別に特別な予測ではなく、誰もが安易に予測できる近未来だと思います。

 

そこで今回は家族以外を雇用している農家が勘違いしてはいけない3つのことについて

お話します。

 

その3つとは

1,技能実習生は出稼ぎ

2,社員は給料をもらいに来ている

3,雇われる側より雇う側の方が責任重大

 

技能実習生は出稼ぎに来ています。3年働いて母国に帰国してから日本で学んだ農業技術を

生かしている人はほとんどいない。2019年におけるベトナムの農林水産業は国内総生産

(GDP)全体の13.96%を占め、労働人口の40%以上を占めているというデータがある。

ほとんどが農家の出だがその暮らしは貧しい。帰国したからといって日本の農業を

そのまま生かす環境はまだなく結果工員として働くことが多いようです。

 

では日本人従業員はどうか?

これもまた、自分の生活のために働きに来る。面接では農業が好きです。

農業みたいに体を動かす仕事がしたいです。って目を輝かせる。

 

しかし、雇ってみると、指示されないと動かない指示待ち族社員になることがとにかく多い。

 

 

この「トラップ」にかかり社員を抱えた農業社長は大変である。

 

「農業を学びたい」や「農業をやりたい」といった意識を持つ社員に恵まれれば

その農業組織は確実に伸びます。

 

しかし「農業は出稼ぎ、生活費を稼ぐ手段」として毎日農場に通っている社員を

多く抱えている農業社長は

結果、その指示待ち族に「指示」を与えなければ動かない組織となるのです。

 

たくさんの社員を雇用している農業社長が嘆きます。

 

ふーっ。

毎日社員を動かすので精一杯。それだけで1日が終わる・・・。

だれか、この社員を動かすマネージャーを雇わなければ・・・・

 

しかし、残念ながらそれでも根本的な解決にはなりません。

 

なぜなら

今度はそのマネージャーを動かすコトに振り回されることになるからです。

 

農業社長がやらなければいけないのは

技術技能を教え、自ら栽培して、自ら販売するように考えて動く「人材」を作ることです。

 

この人材育成ができなければ一生指示を出し続けなければいけないことになります。

 

さらに、責任は指示される側より指示する側が大きいコトを知ってかなければいけません。

なぜなら、

指示された従業員は指示通りに動けばいいだけです。

もしうまくいかなかったらそれは指示した人が悪い。指示が間違っていたことになります。

 

それを棚に上げて従業員に責任転嫁すれば従業員はフラストレーション(不平不満)が溜まり

やがて辞めるか最悪の場合、社長や会社を攻撃してくることになりかねません。

 

仮に訴えられたりしたら、間違いなく雇う側の方の責務を追及されることになります。

なぜなら、社会、世間、法律は労働者、従業員側を守ろうとしているからです。

 

では農業社長は雇用型農業をやる時はどうすれば良いのでしょうか?

それは

人を雇う時はとにかく「任せる」ことが重要です。

任せるとは「責任を持たせる」こと。

 

私もこれまでどんどん仕事を任せてきました。

最初は任せることができない。なぜなら自分がやった方が早いって思うから。

でも従業員を雇うならとにかく任せる。そして手を出さない。

任せたのに途中で手を出すと、

 

結局社長が後始末してくれるって思うから

 

って思うようになります。これでは人は育ちません。

 

だから、とにかく任せるんです。

 

私がコンサルしている企業の社長にはまずこれを徹底します。

まかせろ、まかせろ、まかせろ。

 

そうしないと社長は会社経営に集中できないからです

 

逆に任せることができる社長がいる会社は確実に伸びていくのです

 

山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/14fXAndWHIsvojJLG_lhzU9ET_l8jAibR/view?usp=sharing

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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