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コラム 2021.03.13

予測力が高くないと農家は生き残れない

こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

今回の、農テラスコラムのテーマは予測力

今年はとうとうトマトの値段が上がらなかった。

トマトを主とする産地はかなり打撃を受けている。

 

どうすればよいですか?との相談は後を絶たない。

結論を先に言えば、市場価格の暴落はどうしようもない。

 

なぜなら市場価格は需要と供給のバランスで成り立っているからだ。

これが「おいしくないから」という理由で価格が下がっているのなら

「おいしいもの作る」ことで解決できる。

 

しかしおいしトマトでも市場価格暴落には逆らえないのだ。

 

農業では自分ではどうしようもないことがやたらと多い。

市場価格はその最たるものだ。ほかにも気象変動や天気など気候も

思い通りにはならない。

 

中堅若手農家や新規農業者はとにかく

この「自分では変えられないことがある。」という事実を早急に受け止めるべきである。

 

そしてこの自分ではどうしようもないことで振り回されていても

農業経営は良くならないということに早く気づかねばならない。

 

では、市場価格や天候など自分ではコントロールできないことはどう対処すれば

いいのか?

 

それは

 

予測するしかない。

 

市場がどう変動していくのか、これから市場価格は高くなるのか?安くなるのか?

気候がどう変化するのか暑くなるのか?寒くなるのか?

 

農産物を生産してそれをおカネに変えることで生活している農家にとって

この予測力はすべてといっても過言ではない。

 

私も20歳から農業をはじめこの予測力を鍛えてきた。

おかげで時代をとらえ時代に合った農業をすることで30年もの間農業で生活を

やってきた。

途中で農業をリタイヤするものも多くいた。

すべて予測を外した者たちだ。

 

私が予測力を高めるために行ってきたのは2つ

ひとつは過去のデータを調べること。

過去の市場相場データを見ればいつ値段が上がるか傾向がわかる。

需要と供給のバランスと市場価格が連動していることが一目でわかる。

これは気象も同様である。過去の気象データに基づいてこれからの天候の傾向を

知ることができる。

もう一つは記録である。

市場単価や気象状況を記録することで現状が一目でわかる。現状を記録することで

次を予測するクセが付く。そして常に先を予測してその予測が当たったか否かを

検証する。

 

これを繰り返している人は予測力が高い。

 

先を予測し、市場価格が暴落するかもしれない。天候が良ければ豊作となり

市場が飽和状態になり、市場価格が暴落するかもしれない。

そう予測するならば設備投資はしないとう判断ができる。

 

例え、有益な補助金があってもそれには手を出さない。

例え、融資を受けることができても規模拡張はしない。

 

今、経営が苦しい農家は過去の経営判断が間違っていたということになる

結果として、過去におこなった未来予測が間違っていたということになる。

 

しかし、いくら一生けん命予測しても外れることもある。

未来予測は預言者でない限り100%当てることはできないからだ。

 

だから、経営判断をするときは慎重に行わなければならない。

特に、

設備投資をするときは良い時の市場単価で試算して返済計画、事業計画を立てがちだ。

万一市場価格場暴落したら・・・なんてことは考えない。ことが多い。

 

この楽観的思考、どんぶり勘定が未来の自分を苦しめる。

 

そうならないために

若手農家が本当にやるべきことはシビアに経費を見つめることだ。

自身の経営を数値かしておカネの流れを知ることだ。

無駄なコストを抑えることだ。

 

つまり、

自分にはどうしようもできない市場相場や気象変動に振り回されるのではなく

自分にできることに集中する。

 

それが未来に生き残る農業者となるのです。

 

 

自分にでききること・・・・とは。

 

それは、万一の事を予測して

 

今のうちからシビアに経費を抑えることである

 

 

 

山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/14fXAndWHIsvojJLG_lhzU9ET_l8jAibR/view?usp=sharing

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