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コラム 2021.02.17

土耕栽培と養液栽培どっちが良いですか問題について

こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

今回の、農テラスコラムのテーマは「土耕栽培と養液栽培どっちが良いですか」についてです

 

先生。農業を始めるときに土耕ではなく養液栽培や水耕栽培をやりたいのですが。

土耕栽培と養液栽培(水耕栽培)どっちがいいですか?

 

いいし、もんですね。結論を先に言うと、

 

どちらが良いか?というより管理する内容違うので自分に合った方が良いです。

 

養液栽培や水耕栽培の特徴は

土耕栽培と違って農業の大きな管理作業の一つが緩和されますのでそこから説明します

 

農業は大きく分けると3つの管理を行っています(果菜類の場合)

1水管理。これは植物が生きていくために不可欠なもの

2肥培管理。これは栄養を与えるも

3そして樹勢管理。生育状態を観察するもの

 

1と2は土の状態に影響します。だから農業は土づくりが大事だとされています。

土の状態が良くなければ水はけが悪かったりして生育に悪影響を及ぼしますし、

また、肥料を与えても肥料を吸えない状態の土になったりもします。

 

養液栽培で無機質な培地を活用して養分を含んだ水分を直接根の部分に流し込むので

はこれら土づくりという管理から解放されます。

 

この養液を機械的に定期的に流し込めば

後は3樹勢管理をするだけである。もちろん温度、湿度、光などのコントロールはいりますが

これらも施設内で管理すれば、養液栽培農家がやりるべきことは樹勢管理のみとります。

 

こう話すと一見、養液栽培は画期的な手法のように聞こえるかもしれません。

しかし、

養液栽培は人間でいえば点滴を打つようなものです。

一般的な土耕栽培と比較する大きく異なる点があります。

それは、

肥料の利き方が緩やかなのが土耕栽培で即効性のあるのが養液栽培だということ。

わかりやすく言うと普通の食事をして健康を維持する方法と

毎日チューブから栄養を液体で流し込んで健康を維持するのが養液栽培です。

植物は土壌に溶け出した養分を吸いあげるので、吸いやすくしているのが養液栽培だと

思ってください。

でも、吸いやすい分、ちょっと濃度が濃かったり、薄かったりするとすぐに反応が出ちゃいます。

私たちも入院して点滴の濃度が濃かったりしたら大変なことになりますよね。

 

養液栽培はきっちりと計算された濃度で適正に処方すればものすごく合理的な栽培法。

しかし、これら養液がきちんと与えられなければすぐに植物に影響するリスクのある栽培法でもあるのです。

 

その点、土耕栽培は土壌中の肥料濃度が多少濃くても緩衝能があるため

濃度障害のリスクは養液栽培より低いのです。

 

養液栽培はよりきっちりと計算された肥培管理水分管理が求められます

供給する養液チューブの目詰まりはないか?供給装置はちゃんと作動しているか?

養液濃度は適正か?など常時適正に養液が供給されているかチェックするという

土耕栽培ではなかったまた別の管理が生まれるのです。

 

きっちり計算された几帳面な栽培管理をやりた人は養液栽培、水耕栽培

ある程度幅を持たせた管理をやりたい人は土耕栽培が向いていると思います。

 

 

山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/14fXAndWHIsvojJLG_lhzU9ET_l8jAibR/view?usp=sharing

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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