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コラム 2021.01.28

60歳になった自分を想像してみよう

こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

今回の、農テラスコラムのテーマは「がむしゃらに生きる」です

経営者の中にはがむしゃらに頑張る人が多い。

しかし、ふとした時にこれでいいのかな?ってちょっと立ち止まって考えたりもする。

中堅・若手農業者に多い。私もがむしゃらにやっていた時は将来のことなど考える余裕はなかった。

農業1年目

農業を始めたころは親から言われた作業を「こなす」ので精一杯だった。

体がきつくて家に帰るとそのまま寝てしまうこともよくあった。

午後からの仕事は何をすればいいのか親の指示通りにがむしゃらに体を動かした

農業を1年やると仕事の流れは大体わかる。今の作業は何のための仕事か、

この作業の後は何をすべきかがわかり、明日やるべきこと、やるべき仕事がわかり始める

 

就農2年目は1週間先のことがわかり始める。週単位で作業の流れを見ることができて

1週間の予定を立てることできるようになる。そうなると1か月の予定を組むこともでき少しだけ気持ちが楽になる。しかし、台風や大雨、鳥獣害など予期せぬ事態に振り回される。

3年目はこれらイレギュラーの対策をやり始める。

そして農業を1年周期で観ることができるようになる。

ここまでくれば種をまいている時は来年のことイメージしながら種をまく。

来年はもっと広げようとか、もっと育苗の時はこうしようとか、播種、育苗、栽培、収穫など常に来年のことを考えながら作業を行うようになる

4年目は販売について、市場相場の値段を意識し始める。市場相場が高い時と安い時の要因は何だろうか?

どうせなら市場相場高い需要のある時に出荷したい。そう思い始めると

作付計画から見直し始める

5年目は相場の乱高下に振り回れることに嫌気がさし自ら販路を開拓しようと思い始める。

6年目は相対取引を開始し青果業者と付き合うようになる

7年目は取引先からの要望に応えることの難しさに直面する。安定的に食材を供給するには

ある程度の生産規模が必要だと思い始める

8年目は規模を拡張する。規模を拡張することで安定的な取引を目指す

9年目は規模拡張することでひずみが生まれる。栽培管理が行き届かなくなり10a当たりの収量が落ちる。

重ねて病害虫、連作障害などが重なる

10年目はこれらをカバーするために家族経営から雇用がへと切り替える

11年目は雇用した従業員への給料の支払いが固定化し利益を圧迫し始める

12年目には規模拡大の設備投資費と人件費増により経営が厳しくなる

13年目にしてようやく収支計算を見直す

14年目にして予算を立てること、おカネの流れを見ることで所得や利益をコントロールできることに気付く

15年目にしてようやくイメージ通りの収支が見えてくる

16年目にして従業員を抱えた事業をやっているんだとふと我に返る。

17年目にしてこれまでの人生を振り返り家族を犠牲にしてきたこと。自分の時間を

つぎ込んできたことに気付く

18年目にして自分の人生を考える。自分はいったいどこを目指しているのだろうか。

19年目にして道が決まる。

20年目に新しいことに挑戦する

そしてまた最初から。知らない世界に挑戦するので毎日をがむしゃらにこなす。

しかし、すぐに1週間、1か月先のことがわかり、1年でどうなるのかが見えてくる

これまで20年かかったことは10年で出来るようになる

30年目にしてまた新しいこと挑戦する。

また最初から。知らなかった世界に挑戦するので毎日をがむしゃらにこなす。

しかしこれまで10年で出来たことが5年で出来るようになる

35年目にしてまた新しいことに挑戦する。

その時は2年で出来るようになっているはず

そして・・・

 

20歳で農業を始めた私は40年後、想像もできなかったような

60歳を迎えている

人は経験を積み重ねながら成長していく。

 

今日は60歳になった自分を想像してみよう。

60歳になったあなたには どのような世界が見えていますか?

 

山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/14fXAndWHIsvojJLG_lhzU9ET_l8jAibR/view?usp=sharing

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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