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コラム 2021.01.10
「就職したくない農家」が「就職を受け入れる立場」になる
「就職したくない農家」が「就職を受け入れる立場」になる
こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスコラムのテーマは「就職する人、就職を受け入れる人」について
今年娘が大学を卒業する。
コロナ禍において就職活動が大変だったようだが、なんとか就職先の
内定をもらったようだ。
親としては安堵している。
私は農大を卒業後、就職ではなく就農した。
就農先は親元である。
今の社会は学校を卒業した後はいきなり自立を余儀なくされる
その大半が就職である。就職とはその職場に所属し、その会社、組織が
目的とする事業、目標を達成するために
自分の時間と労力と能力を提供する。
そしてその対価としてお給料という対価をいただく。
御恩と奉公の図式である
親は子供が就職すると安堵するのは
その会社もしくは組織団体に所属することで生活基盤が安定すると
思うからである。
あす、食うカネがない不安定な生活では心配だからである
親元就職した私は親からすればどうだったのだろう?
親元で家業である農業を学びさえすれば安定するからという理由で
親は安心だったのだろうか?
わが家の場合は就農当時は景気が良かったので親としてみれば
息子は就職せずとも親元就農してくれればあんしんだったのかもしれない。
しかし、上手く行っていない農家では
息子を親元就農させるより、就職させた方が良いとして
後を継がせない農家の方が多かった。
結果として現在のように農家の数は激減したのだ。
しかし、世の中には安定を望まない人も多い。
組織に属するのが苦手人も多い。
私もその一人だが、安定するために組織に属し
息苦しさの中で一生を終えるなんて嫌だと思う人は組織から脱し
独立する。
農業をやっている人はほとんどがそういう人だ。
しかし、農業も一人ではできない。
家族でやる農業が一番良いのだが、これからは従業員を雇う農業も
主流となる。
しかし、人を雇うということは
雇われる側は安定を求めてやってくることを忘れてはいけない
安定しない農業(自営業)に安定を求めて入社を希望する人が来る
会社や組織断端に属しない生き方を選んだ
農家は自らの不安定な経営を安定ささせるために
安定した暮らしのための従業員を雇うという
かなりハードルの高い経営能力が必要となる。
ここに必要なのはマネジメント力になる。
マネジメント力とは「管理」能力。
生産、栽培、環境管理
販売、売り上げ、顧客管理
品質、在庫、物流管理
人材、労務、勤怠管理
帳票、データー、情報管理
などなど、あらゆることをマネジメントする経営力が
あなたの農業を大きくもし、衰退もさせる。
このことに意外と気づかずに
なんとなく農業をやっている農家が多い。
そこで農テラスでは農業ビジネススクールで
農業マネジメント講座を開講する
期間は2月13日(土)~3月6日(土)毎週土曜13:30~16:30まで
計4回全8講
くわしくはコチラ
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この農テラスコラムでも内容について触れていきたいと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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