新着情報
What’s new
ブログ 2020.07.15
脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」第33号
いよいよ時代が大きく変わります
脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」
いつもご覧いただきありがとうございます。
農業界を明るく照らす
農業パーソナルトレーナーの山下弘幸(やましたひろゆき)です。
2020.3.26
さて、
今回は次世代農業者の方に是非読んでいただきたい内容となっています。
今回の内容は
時代の変化に気づくというお話です。
これから時代が大きく変化します。先日安倍首相が
東京2020が来年夏までに延期されると発表されましたよね。
中止ではなく延期であることで少しほっとしています。
これまで五輪に向けて経済が活性化してきたのに中止となれば一気に
景気が冷え込んじゃいますからね。
とはいえ、まだ新型コロナウイルスの猛威はこれからです。
ロックダウン(都市の封鎖)が起きれば経済は混乱が予想されます。
私の娘も東京と名古屋にいるので心配ではありますが・・・
さて、今回は時代の変化に対応する力についてですが、
30年前にバブル景気が弾けた時代をご存知の方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
バブルがはじけた平成3年、私は23歳でした。その年は台風19号により
我が家のビニールハウスの3/4が倒壊し農業存続の危機に陥っていました。
当時は世の中の経済には全く興味がなく、ただ目の前の作業に追われていただけでした。
そしてビニールハウスの修復作業を終えそれから4年後に経営移譲を機に
大型の台風が来てもビクともしない耐候性ハウスの建設に踏み切りました。
設備投資額4800万。私が27歳の時です。
しかしバブル崩壊の波は農業にもやってきました。
バブル崩壊後、スイカ栽培を辞めてナスの栽培に切り替えました。
理由はスイカの値段が下がったからです。父が経営をやっていたころまでは景気が良く
スイカも贈答用として飛ぶように売れていました。
当時は作れば売れる時代だったのです。
しかし、景気が悪くなると途端に市場価格は下がり始めました。
作っても売れない時代に名言ったのです。理由はいくつかあると思いますが、
最大の理由は消費の冷えこみです。
一般的な消費者の方が
景気が悪くなってから支出を抑えるものといえば次の5つです。
1、 旅行娯楽レジャー
2、 贅沢品、嗜好品購入
3、 外食、交際費、贈答品
4、 日常の食費
5、 日版品
当然、スイカは売れなくなりますよね。
しかし、ナスも売れなくなりました。
不景気が続いてそもそも奥様方の財布のひもが固くなってしまったからです。
こういう事情をしらないままに
大型の設備投資を行いこれまでと変わらぬ経営を行った結果どうなったかというと
極貧農業になってしまったのです。
とにかく現金が足らない。入ってくるおカネは増えず、出ていくおカネは増えていく。
負のスパイラルです。
まだ子供が小さかったころ家族にはかなり不憫な思いをさせてしまいました。
設備投資した時の計算ではナスの単価は350円/㎏試算していて、
ところが結果は300円/㎏でしか売れない。年間60t出荷していたので
誤算は50円×60t=300万。売り上げが試算より300万のマイナスだったのです。
追い打ちをかけて土壌病害による収量低下。売り上げは計画からマイナス500万でした。
単価の安値と収量減のダブルパンチ。
そのころ流行ってきたのがディスカウントスーパー。安かれ良かれで
安くないとモノは売れない。平成10年~20年
デフレ景気と呼ばれる時期と重なってしまったのです。
時代を無視して目の前のことだけで判断した結果、過剰な投資で支払いに苦しむ10年を
振り返りもっと世の中のことを勉強しておけばよかったって
何度思ったことか・・・
このように
農家も景気の動向を見極めなければ大変な目に合います。
時代は繰り返す
景気の波は30年周期だと思います。2014年から19年まで景気は良かった。って
後から振り返ると見えてきます。
これから10年景気は悪くなると予測します。
もちろん上がったものは下がり、下がったものはいずれ上がりますので
心配する必要はありません。
ただ、今は過剰な投資をすべきではない。なぜなら景気が冷え込みそうだから。
麻生財務大臣が商品券を配って景気の低迷を回避しようとしますがこれも焼け石に水。
メルマガをご覧いただいている方もいろいろな見方考え方があると思います。
ですが、
「備えあれば憂いなし。」
来るべき不景気に向けて今すぐ対策を行いましょう。
そこで次世代農業者さんにこれからの対策について提案です。
◆社内、農園内のムダを探しましょう!
・時間の無駄、作業のムダ、資材のムダ、人のムダなど
◆設備投資、機械の導入を再検討しましょう(過剰な投資は控える)
・ビニールハウス、温室、施設の建て替えなど
◆お客様とつながる
・市場流通は必要な分しか取り引きされません。
青果業者もムダをなくす努力を始めるからです
・あなたの商品、サービスを必要としてくれるお客様はだれですか
そのお客様とつながる努力を怠ってはいけません。
◆社会の流れに乗る
・web上での物販、サービスはさらに加速します
web上でお客様から上位検索される商品、サービスになるように
今のうちからブログ、動画、SNSの発信を実施しましょう
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
お客様とつながるためのブログ、動画、SNSの発信の仕方について
4月からセミナーを開始予定です。
※新型コロナウイルスによる社会状況を見極めながら日程を決めたいと思っています。
————————————————————————-
■ご意見、ご感想、農業に関するご相談などお気軽にお寄せ下さい。
少々お時間いただくかもしれませんが必ずご返答させていただきます(^^♪
—————————————————————————————–
【農ビジセミナーインフォメーション】
■直近の農ビジセミナー(無料)のお知らせ
お客様とつながるためのブログ、動画、SNSの発信の仕方について
日時:4月 未定
※新型コロナウイルスによる社会状況を見極めながら日程を決めたいと思っています
会場:農テラスセミナールーム
住所:熊本県合志市御代志高良木499-3 フレッシュダイレクト選果場2階
定員:20名
—————————————————————————————-
■農ビジセミナーが会場に行かなくても観ることができる!
youtube動画サービス 配信中
「農テラスチャンネル」をご覧になりたい方はコチラ
https://www.youtube.com/channel/UCzkSXEdWvWxFe3KvYvlT40A/videos
—————————————————————————————-
【山下弘幸著書】
■農業ビジネスを本で学びたい!書面で学びたい方におススメ!
稼げる!新農業ビジネスの始め方(すばる舎)
お求めは「Amazon山下弘幸」で検索して下さい
■東洋経済オンライン記事
https://toyokeizai.net/articles/-/105364
https://toyokeizai.net/articles/-/244790