全国初の農業参入コンサルティング会社 株式会社農テラス。企業の農業参入や農業で起業をしたい方のコンサルティングを通して日本農業の発展を目指します。

株式会社農テラス

農テラスチャンネル

お問い合わせ 経営相談 096-286-2374

Eラーニングはこちら

MENU

脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」第28号

2020.07.14 ブログ

これからの30年はあなたが切り開く

 

脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」
いつもご覧いただきありがとうございます。

農業界を明るく照らす
農業パーソナルトレーナーの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

 

2020.2.20

今回は「事業継承」について

私はスイカ農家の長男でした。

だから農大を卒業してすぐに親元就農しました。

しかし、就農後、「3日で農業を辞めました。」

私:
「父さん、これからはスイカみたいに単作じゃなくて、トマトみたいに長期的に収穫できて
狭い面積で高収益の上がる農産物に切り替えようよ!」

父:「なんば言いよっとか!、昨日学校ば卒業してきたお前になんがわかっとか!」
そぎゃんとは考えんでよか!」だまって言われた仕事ばせえ!」

通訳:
何生意気なこと言ってるんだ、昨日卒業してきたばっかりのお前に何がわかる。
いいから、だまって言われた仕事だけやっとけ!

私は
20歳の頃、農大を卒業し、すぐに自分の思いをぶつけた。やりたい農業がたくさんあった。
夢もあった。

いろいろ挑戦したかった。だからその思いを聞いてほしかった。

私の親は自己中心的で典型的なひごもっこす(がんこもの)だ。
自分が決めたら周りの意見は聞かない(家庭内での話、外面はよい)

これは30年も前の話です。

当時は、あーしたい、こーしたい、っていう私の意見はことごとく否定された。
そんなことはいいから黙って仕事しろ!の一点張り。

私がふてくされると

「やる気がないならやめろ!」って怒鳴り散らす。

この親にしてこの子あり

頑固な親から生まれた頑固な私は言い返す

「あーわかったよ!辞めてやるよ」って

結局、就農して3日で農業やめたんです。

この事例はとてもよくないことです。
しかし、似たようなことがどこの農業現場でも起きています。

ただ私の場合と違うのが、息子が賢くて、私みたいに反発するのではなく、
親の言うことを聞くんです。

現在農業コンサルをしている関係でいくつかの農業企業をお手伝いさせていただいています。
農業事業、経営戦略サポートがメイン業務なのですが、
実は、ほぼほぼ、その会社の事業継承問題を抱え込むことになります。

実は先日もお手伝いしている農業法人に行ってきたのですが、
そこの社長は私の親と一緒で、頑固でワンマン。

人の話は全く聞かずに
だらだらと自分の話を延々と続け、業績が悪いのはお前たちがだらけているからだ!って
昔の軍隊みたいな言い方で、毎回怒鳴り散らします。

そして必ず話の最後には嫌ならやめろ!って。私の父親と一緒です(笑)

ここでの会議は毎回、従業員が困惑しています。

この会社は昔からこういうスタイルでやってこられたのでしょう。
しかし、これではだめですよね。

ご想像の通り、従業員は次々に辞めていきます。

このパターンは家族経営に多く社長が公私混同してるんです。

また、困ったことに現社長は自分は全く悪くないって思っているんです。

よくある「裸の王様」タイプです。

会議をやって最後に社長が「何か意見があるものは?」って聞いても
誰も意見を言わない・・・・

あなたの会社でも
このような状態になったりしませんか?

そんな場合は裸の王様になっているかもしれませんので気を付けましょう。

更に輪をかけて社長はこう言います。

「なんだ、意見がないのか?お前たち本気で会社のことを考えているのか!」って
追い打ちをかけてきます。

これって、
考えていないのではなくて、何も言えないんです。社員たちが。

ここまでくるとかなりその組織はやばいですね。
完全に負のスパイラルに入ります。

社員は社長の顔色をうかがい始めます。

そして、陰口を言い始め、本来農場の様子やお客様に意識を向け
なければいけないのに、
会社では社長のご機嫌だけを伺うことが仕事になってきます。

ここで、この組織を改革するためにどうしているのかというと

社長交代です。

次の社長(息子)に変えるという事業継承を進めるのです。

これは至難の業です。

なぜなら、家族の問題でもあり、親子の問題でもあり、私みたいな外部が
口を挟めるようなことでないことも分かっています。

でも、これをやらないとこの会社は確実に斜陽していきます。
なぜなら、従業員がついていってないからです。

ワンマンな社長に愛想をつかし、それに反論できない息子に愛想をつかすのです。

これではまずいので次期社長を徹底的に社長教育していきます。
とにかく、親は息子が心配なんです。だから、息子が成長したところを見せないといけない。
特に実績を出さなければ社長の座を譲ってくれません。

親ともめてまで社長になりたいって思っていない息子(次期社長)に

あなたが社長にならなければ会社はやばいですよって
客観的に会社の状況を伝え、農業経営とはどんなことなのかを教え、社長の心得を教えます。

そして社長が納得できるように息子に実績を出させる。

この会社では
結果、2年かかりましたが、ついに社長交代することができました。

しかし、やるべきことはまだまだです。社長が変わったからって言っても
その息子が本当にすぐに社長業ができるわけではありません。

このメルマガを見られている方には社長業をされていらっしゃる方が多いと思いますが、
社長業って社長になってから学ぶことばかりですよね。

私の尊敬する社長さんからこんなことを教えてもらったことがあります

「山下君、社長と専務の距離と、専務と受付嬢の距離 どっちが遠いって思う?」
私:

「そりゃー受付嬢と専務までが遠いですよね」「だって、受付嬢は平社員で専務は役員
ですよ」

社長:

「そう思うかもしれないけれど、違うんだ」

「答えは社長と専務の距離が遠いんだ」

私:

「え?どうしてですか?」

社長:

「社長っての言うのは最終決裁者なんだ。どれだけ専務や常務や部長ら役員がいても
最後に決断するのは社長。」

「つまり、社長ってのは後ろに誰もいないんだ。
専務も受付嬢も最後の一人でないってことは同じだよね。」

「それくらい社長ってのは責任も重いし、覚悟がいるんだ」

そうなんです、社長業ってのは責任と、覚悟がいるんです。
社長業をやったことがない人はこの「責任と覚悟」は伝わりにくいと思います。

よく、会社組織では活躍できても独立してうまくいかない人がいます。
その会社ではどれだけすごくても最終決裁者(社長)がいてくれたから活躍できていた
ことを勘違いしてしまうパターンです。

そのくらい社長業って「責任と覚悟」がいるんですよね。

また、話が長くなっちゃいましたが、
結論を言うと、社長ってできるだけ早くなった方がいいんです。

そしていろいろと失敗を重ねながら本当の社長になっていくんです。
責任と覚悟が身についていくんです。

私もそうでした。
親と喧嘩していったん農業を離れた私はいろいろな仕事しました。飲み屋の仕事、
ごみの収集の仕事、営業の仕事、販売の仕事。自動車部品の組み立ての仕事などなど

10種類くらい。

その後、再び親元に就農しました。

その時は生意気なことは言わずに親の言う通りに修行からさせていただきました。
いろいろな仕事を経験したおかげで自分の視野の狭さや社会のことを学んだからです。

そして27歳で経営、社長業をはじめました。

社長業を始めた当初は全くダメで3年で倒産寸前になりました。
今思えば、責任と覚悟が足らなかったのです。

でも、その社長業の下積みがあったおかげで早くから社長業を身に着けることができ
現在があると思っています。

社長になった後も
頑固なオヤジとずいぶん戦ってきました。それでも自分の人生を自分の思い描いた通りに
生きるには戦いも必要だったと思います。

今の世代は親と戦うことを嫌がります。親ともめたくないって世代らしいんです。

もちろん、親と喧嘩しないで済むのならその方がいいんです。

でも、
わたしはなんだか物足りない気がします。
自分のやりたいことがあればもっと親にぶつかればいいのにって。

現在中小企業で事業継承できる後継者がいない事業所が全企業の7割くらいあるそうです。
おそらく、継承する側がこのような理由で跡を継ぎたがらないのかもしれません。

事業継承問題って農業だけでなないんですね。

大概、どこの親(社長)も頑固でしょう。

頑固だからこれまで事業を引っ張ってこれたのでしょう。

だから社長は自分に自信があって、息子の意見なんて甘すぎで、
その程度の考え方しかできなのか?って怒鳴りたくなるのかもしれません。

私の父が私に怒鳴っていた意味が今では分かります。

だからといって、息子側も自分の意見を引込めているといつかまでたっても道は開けません。

親は自分の経験と知識とスキルでしか考えることはできません。

つまり、「これまでの30年のチカラ」を持っていただけです。

しかし、次世代のあなたには

「これからの30年」を作り上げるチカラがあります。

勇気をもって自分がこの会社を引っ張るんだ、自分が従業員を引っ張るんだって
思いで俺に経営をやらせろ!って堂々と主張してください!

これからの30年は まちがいなく あなたの時代なのですから。

追伸:
今年で傘寿を迎える父とは今ではすっかり仲良しです。
あれほどいがみ合っていたのに
時が経てばいい思い出です。私も頑固に親に反抗してきた分、
これから親孝行をしようと思います。

長文お付き合いいただき有難うございました(^^♪

————————————————————————-
■ご意見、ご感想、農業に関するご相談などお気軽にお寄せ下さい。

お問い合わせ・無料経営相談

少々お時間いただくかもしれませんが必ずご返答させていただきます(^^♪

—————————————————————————————–
■第15回農ビジセミナーは未来農業会議と一緒です!
※前回22日としていましたが変更します

日時:2月23日(日)18:00~ 懇親会 20:00~

会場:未来会議室
住所:熊本市中央区下通1丁目12-27 CORE21下通ビル

定員:20名 満員御礼

会費:無料

内容

1、あの農業法人がM&Aされた実情
2、あの大手農業企業の社長交代の理由
3、なぜ?BtoC農業を勧めているのか?
4、なぜ?農家はyoutubeやるべきなの?

—————————————————————————————-
■農ビジセミナーが会場に行かなくても観ることができる!
youtube動画サービス 配信中

「農テラスチャンネル」をご覧になりたい方はコチラ
https://www.youtube.com/channel/UCzkSXEdWvWxFe3KvYvlT40A/videos

—————————————————————————————-
【山下弘幸著書】
■農業ビジネスを本で学びたい!書面で学びたい方におススメ!
稼げる!新農業ビジネスの始め方(すばる舎)
お求めは「Amazon山下弘幸」で検索して下さい

■東洋経済オンライン記事
https://toyokeizai.net/articles/-/105364
https://toyokeizai.net/articles/-/244790

CONTACT US

只今、無料経営相談を承っております。
お気軽に御相談下さい。

電話受付:平日9:00~18:00