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脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」第18号

2020.07.14 ブログ

中山間地農業はどうすりゃいいんだ問題

 

脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」
いつもご覧いただきありがとうございます。

農業界を明るく照らす
農業パーソナルトレーナーの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

 

2019.12.13

今回は「中山間地農業はどうすりゃいいんだ問題」について

昨今、スマート農業だの規模拡大だの言われている農業業界ですが、私もこれまでは
この大規模化農業を推奨していました。

なぜなら稼げる農業を実現するには規模拡大によるコスト削減が一番手っ取り早い
からなんです。

私も営農してきてずっとこの規模拡張による効率化、合理化、低コスト化農業を
目指してきました。

しかし、農業者には規模拡張できない地域や、規模拡張型農業ができないタイプの農業者も
たくさんいらっしゃいます。

そこで、今回は規模拡大による低コスト農業ができない中山間地農業について考えて
みたいと思います。

まず、
農業業界では「立ち位置」で課題、問題が異なるということを前提としてお話します。

そもそも国は国内の食糧確保のために農業という産業を保護し、農業者が持続継続的に
営農活動をしてもらうために政策を講じています。(ざっくりですが)

さらに国土保全ということも大きな目的となり農地が荒廃しないためにあらゆる
取り組みを行っています。
そして、
これに準じて地方自治体もその政策を地元の農家におろしていきます。

しかし、地方自治体は自分の地域の存続も考えなければいけない。
つまり財源者として農家をとらえる必要もあります。

一方、農協も同じく財源者として農家をとらえる必要があります。
農家の農家による農家の組合が農協ですから。

では農業者は?というと

まず「我が家の財源を確保する」のが最優先です。

ですから、これまでの経緯として、
農業業界は食糧確保、国土保全、財源、という大きな3つの観点から
農家の財源を確保する(生活を成り立たたせる)ことが重要だ!として
その結果、農家を保護し、指導し、強化してきました。

ところが、意図せず、思わぬ方向へ農家の意識が流れていきました。
それは、「保護されて当然」といった価値観を持つ農家が増えてしまったのです。

さて、今回のテーマである「中山間地をどうすりゃいいの問題」についてですが、

以上のような背景を踏まえて

まず、中山間地の地域の人々に自分たちでどうにかしよう!という気運が高まらないと
まず無理でしょうね。というのが前提条件となるのではないでしょうか。

つまり、中山間地どうすればいいのか問題は「農業者の意識改革」がまずもって必要だ!
って考えています。

なぜならば、とにかく、農業者にはネガティブな人が多い傾向にあるからです。

例えば
「どうせ、若いもんは農業なんかやるわけない 若いもんに農業は務まらない 」
といった若者に対する嘆き。

「どうせ、頑張っても鳥獣害や、自然災害があればお手上げだ」といった不可抗力的な
問題へのあきらめ感。

「基盤整備されていないから、規模拡張がなんてできない」といった
合理化農業ができなければ生き残れないという思い込み。

「うちは地方だから物流費がかかるからお客さんは買ってくれない」といった
マーケットを知らないために起きる卑屈感。などなど、

今の若者は我々のころに比べるとはるかにレベルの高い価値観を持っています。
私が主催する新規農業者の勉強家「農業未来会議」のメンバーの中には東京から家族で
なんの身寄りもない熊本にきて1から農業を始めて立派に小規模で利益を出している方
が何人もいらっしゃいます。

鳥獣害、自然災害はなかなか防ぐことは難しいのですが、くまもと農家ハンターという
活動をしている宮川さんは全国の農家とIOTを駆使してこの問題に取り組んでいる方も
いらっしゃいますし、災害による被害は収入保障制度などを上手に活用することもできます。

規模拡張されていない棚田や不便な農地を活用してクレソンを栽培してレストランに
提供しようと取り組んでいる新規農業者もいます。

また、物流費をお客様に負担してもらうことで優位な販売を仕掛けている若手農家も
実在します。

このように、まずは農家が卑屈にならずにどうにかして改善せねば、国や自治体、農協に
頼らずに自分たちでどうにかしなければという気にならなければ、中山間地の農業は解決の
糸口が見つからないでしょう。

つまり、問題を解決できるのはお金や補助金の前に、そこにいる人がどうしたいか?が
一番重要なのです。

ですから、国や、自治体や、農協が先にその問題を取り組もうとすればするほど
その地域の人は受け身になるのでイノベーションが起きにくくなるっているのではないかと
思っています。

では、中山間地の農家が自発的にイノベーションを起こすようになるには
どうすればいいのか?

中山間地問題を地域の活性化、地域の農家が豊かに暮らせる仕組みをできるにはという
問題解決=「農家の暮らし向上」と定義づければ
「暮らしの豊かさ」はお金だけではありませんし、人、環境によってそれぞれの価値感が
違うので難しくなります。

そこで、単純に
問題解決の糸口=農家の「所得口」を増やす。という観点でこの問題をとらえることに
します。

そうなると方法は2つ。

農家の所得口を増やすには
1、お客様へ農産物やサービスをお届けしてその対価をいただく方法と

2、お客様が直接農家さんのところにきてお金を落としていく方法です。

1、のお金をいただく方法は
農協や市場などを通じて仲卸、小売り、外食中食業種の方に仕入れてもらい
その対価をいただく方法です。

しかし、これはライバルが多すぎます。
平野部の産地も同様にして同じビジネスをやっているので、仕入れる側はより効率の良い
大規模生産、物流が簡単な平野部の産地と連携したがります。

そこで、最近では自分の産地を選んでもらうためのブランド化を進めて
その平野部産地との差別化を図り生き残りをかけている中山間地も増えてきました。

しかし、いくらこだわりの農産物を生産しても物流費など割高になる中山間地は
仕入れ側からすれば敬遠されがちです。

もし、この戦略で所得口を得るならば百貨店など高級価格で売れるところを
ターゲットにすべきです。

フツーのスーパーはどれだけこだわっても買いにくるお客さんがリーズナブルな
商品を求めている以上、その差別化された努力は価格に反映されません。

しかし、百貨店や高級スーパーなどは手間暇かけたこだわりの商品であればそれなりの
価格を店頭で表示してくれます。

理由はそこに買いに来るお客さんの層がそういう人たちだからです。

また、ネット販売(web販売)も同様です。
高級な価格であっても産地のこだわりやその価値をうまく伝えればお客さんは納得して
お金を払ってくれます。

例えば四国の農村で落ち葉や枯れ葉をビジネスにしている上勝町のようにただの葉っぱで
さえその価値を見出したお客さんとつながりさえすればちゃんとしたビジネスになるのです。

2、は1と同様にその価値がわかる人たちに来てもらう。そして地域にお金を落として
もらう方法です。

いわゆる観光農園的な手法です。

難しいと思われがちかもしれませんが、利益率はかなり高いビジネスです。

なぜなら、作業をさせてお金をいただくことができるからです。

例えば甘藷の苗植え付け大会で参加費1000円とすれば、芋苗を植える作業をしてくれて
お金までくれる。一石二鳥です。

さらに芋ほり体験1000円として集まってくれるならば芋ほり自体がお金を生みます。

もちろんそのためにはいろいろと費用も掛かりますが体験型農園を提案して集客する
農業ビジネスはこれからかなり流行ります。

理由はこれらに興味関心のある人が多いからです。

今、人々の興味関心ごと(若い世代)は

・食べる
・映える(インスタ映え)
・援ける(ボランティア)

農業はこの3つにすべてはまっています。

週末わざわざ田舎の農園で仕事を手伝ってその素材をその場でいただく。
これをやりたがっています。

そしてその時間を切り取って情報発信します。

それを見た人が共感してまた、人が集まります。

この仕組みを中山間地に作ることができれば所得口を増やすという目標は
達成できると考えています。

長くなりましたが、結論です。

中山間地問題を解決する糸口は何を作るかよりも
お客様とつながるということが重要です。そして
誰に訴求するかのほうが大事なのです。

「自分たちの田舎は何もない」は、あくまでもその地域の人々価値観でしかありません。

相手次第で、それは「宝」であることに気付かなければいけません。

私は道の駅に行くたびにそう思います。
だって、我先にと買い物している人々でごった返しているんです。

人はわざわざそこに行ってそこのものを買うのが好きなんです。
そしてどうしてもいけないときはお取り寄せしてでも買うんです。

この方法こそが中山間地問題の糸口だと思っています。

ということで最後は私の持論です。

中山間地問題はどうすりゃいいんだ問題は

あなたのファンになってくれるお客さんとつながることができれば解決する!

長い文章におつきあいいただきありがとうございましたm(__)m

で、どうやってお客さんとつながればいいのか?ってことですが、
朗報です。

12月21日の農ビジセミナーでは
お客様とつながって通販だけ1億円を売るメロン農家
感動野菜農家の寺坂祐一社長にお越しいただきます!
夕張の隣にある上富良野というメロンの産地としては全く無名の産地で作ったメロンが

毎年作る前から完売する手法とは?お客様とつながり高いメロンを買ってもらうための
仕掛けとは?

誰もがこんなことできたらいいなーって思っている
ネット販売、末端価格での販売、できたものがすべてお金になる、お客さまに喜んでもらう
市場価格や景気に振り回されない自分だけのファンとつながる方法など
次世代農業の最先端を行くカリスマ農家に直接話を聞くことができます!

1年前からお願いしてやっと実現したこの企画。
これら新しい農業にチャレンジしようって方や、新規農業者、若手農業者で行き詰って
いる方、大規模経営は自分には無理って思っている方やこだわりの農産物を作っているのに
なかなか結果が出ない方など、すべて解決できるはずです。

年の瀬のあわただしい時期ですが、今から都合をつけてぜひご参加ください。
ご夫婦での参加もOK。自治体の方、県職の方もかなり勉強になると思います。また、
農業資材関連企業の方や農業とは関係のない業種の方や仕業の方もダイレクト販売の
ノウハウがわかるとビジネスが面白いように好転していきます。

皆さまのご参加をお待ちしております

詳しくはこちらをご覧ください

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【農ビジセミナーインフォメーション】

■第13回農ビジセミナーのお知らせです

今回は、皆さんへクリスマスプレゼントです!

あの、寺坂さんがやってきます!

北海道のメロン農家、通販業界でも有名な寺坂農園社長から

スモールビジネス成功法を直接伺いますよ!

これからトレンドになるスモール農業の第一人者に

「農業について、snsの発信の仕方について、お客さんのハートを
つかむコツについて」などなど、

この際だから なんでも聞いちゃおう!

年の瀬でお忙しい時期ですが、これからスモール農業で成功したいって方は
必ず来てくださいね!

日時:令和元年12月21日(土)13:30~

会場:農テラスセミナールーム
住所:熊本県合志市御代志高良木499-3 フレッシュダイレクト選果場2階

定員:先着20名 寺坂さんとたくさん話ができるように少な目にしています
会費:3000円

お申込みはコチラ

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■農ビジセミナーが会場に行かなくても観ることができる!
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https://toyokeizai.net/articles/-/244790

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