新着情報
What’s new
コラム 2021.01.30
農家の最大の壁「事業継承」
こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスコラムのテーマは事業継承です
親とぶつかる。
家族がぎくしゃくする。
農家は家族労働が多いので家族間のトラブルが絶えない。
なぜもめるのか。
答えは二つ
同じ立場の人が二人以上いるから
もう一つは「甘え」である
最初の同じ立場とはどういうことか
昔結婚して同居するのが当たり前だった時代
お嫁さんが来れば姑と一緒に家事をしていた。しかし、台所に二人そろえば
意見がぶつかる。味付けの仕方、調理の仕方、片付けの仕方
きたばかりのお嫁さんは最初ははいはいと嫁いだ先のおかあさんに従う
やがて、慣れてくると自分のオリジナルが出てきておかあさんのやり方とは違う
やり方を始める。そこでやり方がわかれ、ぶつかる。
これは自我の芽生えである。
子供が思春期に反抗するように
大人になる時、親に反抗する
農業の後を継いだ若者は最初は親の言いなりに働く。しかし、やがて自我が芽生え
自分の考え、意見、やり方が出てくる
しかし、台所に二人もいらないように農場に社長は二人もいらない
当然そこで意見ややり方がぶつかる
思春期の子供、台所のお嫁さん、農場の若者は
この時壁を乗り越える。乗り越えるときに
やらなければいけないのが親を否定することだ
自分の親を否定するのには勇気がいる、かなり葛藤する。
自分が間違っているのではないかと
優しい人ほど深く悩む。
しかし、時代は次々と変わり古いモノから新しいモノへの変わるものだ
一方、自我の芽生えで意見される側はかなりショックを受ける
これまでやってきたことを否定されているように感じるからだ。
親は子供に反抗されると自分の生き方を否定されたと思う
母は嫁が違うことを始めると自分のやり方がまちっがていたと言われているように感じる
親は息子に意見されると自分がこれまでやってきた農業を否定されたと
勘違いする。だから息子に強く当たる。
別に親と戦いたいわけではない。家族は仲良くあるべきだ。
しかし、いくら家族とは言え価値観も考え方も違うのが普通だ。
どうやれば親は理解していくれるんだろうか?
目の上のたん瘤が毎日気になって仕方がない。
時にはこのまま一生この親とモヤモヤしたまま農業をしなければいけないのかと
とてつもない恐怖に襲われる
何とかしよう、どうにか親を乗り越えようと
がむしゃらに働く人もいる
中には勉強して親を超えようと思う人もいる
中には経営を別にしようとする人もいる
中には農業をやめる人もいる
農家の後継者でなければわからない家族の壁
この壁を乗り越えた若手農家はその後急激に伸びる。
かつて、天下を統一した織田信長は当初地元尾張藩の身内を平定するのに苦労した
しかし、身内を平定するとその後天下を平定するのは楽だったという。
そのくらい家族や身内は難しい。
若手農家はひるまず早く親に直談判して自分のやりたい農業をやろう!
なぜならまた、その後の若者がやってくる。
その時初めて気づく。
あー親はこんな風に自分が否定されたって感じたんだな~って
そうやって時代は新しくなる
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/14fXAndWHIsvojJLG_lhzU9ET_l8jAibR/view?usp=sharing
最後まで読んでいただきありがとうございました。
現在、若手農家や農業関係者に「稼げる農業」をテーマにした講演、
セミナーを全国各地で行っています。
最新の講演、セミナー情報はコチラ
https://notera.co.jp/seminar/
農テラス主催の
農業ビジネススクールではzoomを活用したオンライン形式で
農家もできる
「ネット販売のやり方がわかる講座」や「新しい農業経営のやり方講座」
を実施しています。
詳しい講座の内容や開催日時はコチラ
私のテーマは
農業界を明るく照らす!
実践しているのは
「農を耕す」だけでなく、「脳を耕す」です
具体的には
経営感覚、ビジネス感覚に優れた農業者を全国各地に作ります。
そうすることで全国1724の市町村に
新たな農業者が生まれ、地域、農村は活性化します!
そして日本が活性化します!
ということで、
新しい農業者、新し思考を持った農業先駆者のために
毎週メルマガ(無料)も発行しています。
ご興味ある方はこちらからご登録のほどお願いいたします。
一緒に脳を耕しましょう!
脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」
メルマガ登録フォーム
https://notera-seminar.com/mz.html
もう、ご購読いただけましたか?
新しい農業をリードする若手農家、新規農業者におススメの1冊です
山下弘幸著
稼げる!新農業ビジネスの始め方(すばる社)
お求めはコチラからどうぞ