新着情報
What’s new
コラム 2021.01.24
付加価値をつければ売れる?の「ウソ」
こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスコラムのテーマは 付加価値をつければ高く売れるのウソ
私たちは農産物を作っていますがその農産物に価値はありますか?
価値とは誰かにとって必要とされたり、ありがたかったり、助かったりと
その使う人、食べる人、体験する人、観る人にとって有益化どうかで決まります
例えばフェラーリは仕事で成功した人のステイタスだとするならば成功した人にとっては
価値あるものになるかもしれません。
しかし、農家にしてみればフェラーリより軽トラックの方が価値を感じることがあります。
このように価値は価値を感じ取る相手によって異なります。
軽トラが欲しい人に対して一生懸命フェラーリを提案しても響かない。
フェラーリに価値を感じている人に軽トラを売ろうとしても響かない。
私たちは野菜や果実を栽培していますが誰に価値を提供しようとしているのでしょうか?
お米は36万トン余っています。農家が一生懸命に作った野菜も価格は暴落し圃場で捨てられています。
捨てられている子の農産物は本当に価値がないのでしょうか
相手の価値観を無視して作り続ける産業はやがて衰退します。
もし、いらない、必要ない車を自動車業界が作り続けていたら今頃自動車産業はなくなっています。現に、燃費の悪い大きな車を作る続けたフォードは破綻しました
常に買い手である消費者に合わせて手を替え品を替え、デザインを変え、スペックを変え
次代に対応してきたものだけが生き残ってきました。
そして今、自動車産業も電気自動車やモビリティ産業へと大きくシフトしています。
私たち農家は
付加価値をつければ高く売れるなどという言葉よく耳にしますが、「誰に?」が抜けています
誰に対して価値を付加するのかがわからないまま
もっといいモノ、もっといいモノをつくらされている無限ループから
抜けだしましょう。
そのためには誰に買っていただくのかを決める。自分のお客様は
誰かを認識することが重要です
そして、その買ってくださるお客様が必要とする生産を行う。
これが農業、農村、農家を救います
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/14fXAndWHIsvojJLG_lhzU9ET_l8jAibR/view?usp=sharing
最後まで読んでいただきありがとうございました。
現在、若手農家や農業関係者に「稼げる農業」をテーマにした講演、
セミナーを全国各地で行っています。
最新の講演、セミナー情報はコチラ
https://notera.co.jp/seminar/
農テラス主催の
農業ビジネススクールではzoomを活用したオンライン形式で
農家もできる
「ネット販売のやり方がわかる講座」や「新しい農業経営のやり方講座」
を実施しています。
詳しい講座の内容や開催日時はコチラ
私のテーマは
農業界を明るく照らす!
実践しているのは
「農を耕す」だけでなく、「脳を耕す」です
具体的には
経営感覚、ビジネス感覚に優れた農業者を全国各地に作ります。
そうすることで全国1724の市町村に
新たな農業者が生まれ、地域、農村は活性化します!
そして日本が活性化します!
ということで、
新しい農業者、新し思考を持った農業先駆者のために
毎週メルマガ(無料)も発行しています。
ご興味ある方はこちらからご登録のほどお願いいたします。
一緒に脳を耕しましょう!
脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」
メルマガ登録フォーム
https://notera-seminar.com/mz.html
もう、ご購読いただけましたか?
新しい農業をリードする若手農家、新規農業者におススメの1冊です
山下弘幸著
稼げる!新農業ビジネスの始め方(すばる社)
お求めはコチラからどうぞ