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コラム 2020.11.27
経営している人と経営していない人の決定的な違い
農業経営とは?
と聞かれてなんて答えますか?
くまもと農業経営塾講義より
その答えが分らぬまま農業を営んでいる若手農家は
実に多い。
答えは何か?
私が出した答えは
「利益にコミットメントしているか否か」
経営を引き継いだ若手農家の中にも
利益にコミットしていないものが実に多い
いや、自分は利益を追求しているって思っていても
実は意外と利益に執着していない
例えば肥料
あなたが使っている肥料はいくらですか?
2000円?/袋
それって本当に正当な価格ですか?
同じ成分でもっと安いものがあったのではないですか?
何社が比較しましたか?
そういわれると、意外となんとなく農協から
買っているとか
こんなもんだろうっていつもの肥料屋さんから
何の迷いもなくかっているかもしれません
経営とは利益にコミットすることです
利益とは売り上げを上げる努力も必要ですが
経費を下げることはもっと重要です
別にけちけちしなさいってことではなく
常に利幅を考えることができるようになりましょうってこと
仮に肥料1俵200円安ければ100袋使用すれば
2万円も経費削減になります
もし、売り上げを上げて利益を出そうって思うならば
仮に2000円/箱売価の商品を持っていて
その商品の原価が1500円だったとしましょう
粗利は500円/箱ですよね
つまり2万円の利益を生み出すためには
40箱余分に出荷しなければ2万の利益を稼ぐことはできません
利益にコミットするということは
シビアにおカネの流れを見るということ
これは決して経営権を持ったからすることではありません。
まだ経営を委譲してもらっていない若手の業者も
今日から利益にコミット、経費にコミット、売り上げにコミットできれば
立派な経営者になれるのです