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ブログ 2020.05.14
【農業を継ぐ】葉タバコ若手農家さんからご質問を受けました
こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸（やましたひろゆき）です
今回は若手農業者の方からご質問をいただいたのでそれにお答えしようと思います
ご質問内容
今タバコ農家なんですが、今後どうなっていくと思いますか。
それ
今栽培しているのが、米、麦、タバコです。ご意見伺いたいです。
ご対応、よろしくお願い致します
という内容です
では私の意見です
Q、今タバコ農家なんですが、今後どうなっていくと思いますか
A、わかりません(笑)ただ、確実に言えるのは
今タバコの買い取り相場が上がっている状態ならこれから下がるでしょう。
逆に今タバコの買い取りがさがっているのならやがて上がることでしょう。
Q、何か、新しいことをやって行った方がよろしいでしょうか
A、常に新しいことに挑戦すべきです
時代は常に変化します。農業者も時代の変化に対応できるようになるべきです。
ただ、気をつければいけないのが
「後追い」です。
今はやっている、今絶好調のモノを追いかけると必ず
失敗します。
今ピークを迎えているということは・・・
これから落ちるということです。
今からタピオカやさんを始めますか？ってこと
更に最近では
空前のマスク生産ブームですよね。
でも最近在庫が過剰になったってよく聞きます。
そうなんです。
流行る前に始めないと、ピークになる前に始めないと
うまくいきません。
ではタバコに関して時流を読んでみましょう。
まず、葉タバコの生産は
昭和60年から平成26年の30年の間でどう変化していったか。
国産のシェアは９７％⇒５７％ 約１/２に
作付け面積は 4.7万ha⇒0.8万ha 約１/６に
葉タバコ農家1戸当たり作付け面積は 約2.2倍に
反収益は２５万⇒６５万へ約２．５倍に
このようなデータから見ればライバルが減っている業界だから
生き残った農家は一人勝ちできそうで
いいじゃない！って思われるかもしれません。
一方
消費行動である喫煙率は・・・
昭和４０年には男性の約８割の人が喫煙者だったのが
平成３０年には男性の役２割の人しか喫煙していないそうなんです。
つまり、需要が減っているということ
しかし、たばこはご存知の通り税金課税の対象になっていますよね
なんでも年間２兆円の税収があるそうです。
となると国はそうそうタバコを吸わないように勧めてはいかないでしょう。
しかし、社会は健康志向、煙やにおいが煙たがれて
飲食店でも道でもホームでもタバコを吸う人は
どんどん肩身が狭くなっていますよね。
そこで出てきたのが煙の出ない電子タバコ
なんでもこれってたばこ税課税対象ではないらしい・・・
これから先、喫煙者が減り、吸う人も電子タバコに切り替える
国は税収が減るから値上げする。
やがて１箱１０００円なんて時代になるかも
そうなると
そこまでしてタバコを吸う人ってどれくらいいるの？って
ことになる。
ちょっと話が飛躍しましたが、
今、葉タバコ農家の方々、特にこれからを担う若手農家の方々は
葉タバコ生産をどこまで続けるのべきなのか？
拡張すべきなのか？
縮小すべきなのか？
はたまた辞めて違う農産物の生産に移るべきなのか？
悩むところであります。
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