被災して心に決めたコト

こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸（やましたひろゆき）です。

今回の、農テラスコラムのテーマは　被災して心に決めたコト　についてです

震度７の熊本地震発生から今日で5年が経つ。

すべては2016年4月14日21時26分に起きた前震と呼ばれる

震度7の縦揺れから始まった。

 

当時のことを思い出すと身が凍る。

地震、雷、火事、親父。昔から怖いモノの例えで比喩される。

そこでも1位は地震である。

 

震源地である益城町のちょうど布田川（ふたがわ）断層帯と日奈久（ひなぐ）断層帯が

交わるところに住んでいた。揺れが一番大きかったところだ。

リアルに

前震、本震と呼ばれる震度7の揺れを2度経験し、2回死んだと思った。

 

私は最初に起きた前震は震度8くらいあったと思っている

なぜなら今の気象庁の震度計測は震度7までしか測れないからである。

震源地にいる人は体験しているはずである。震度7以上の地震を

 

なぜなら

その時、震度計は振り切って壊れたらしい。

おかげでその後の

震度6強でもそれほど怖くなくなった。震度6弱なら安心だとまで思えた。

 

地震で街の様子は一変した。

建物は崩壊し、道は寸断された。まるで爆撃されたかのようだった。

 

地震から得た教訓は

モノを持っている人ほどダメージは大きいということだった。

田舎の家はなんでも納屋にしまってある。だから片付けは大変だった。

モノが多い人ほど被害は大きかった。

 

また、瓦屋根が重たいところほど家の揺れが大きく倒壊していた。

田舎の家は大きく瓦屋根が多い。

 

その後新築がたくさんできたがほとんどが平屋で瓦屋根はなくなった。

 

また、抱えているものが多い人もダメージは大きかった。

家族を抱えているミドル世代、組織を抱えているリーダーなど。

 

私は抱えているものも、持っているモノも少なかったのでダメージは少なかった。

その後持ち物を少なくするように心がけている。

 

被災したのに生きていたいだけでもついている方だった。

なぜなら前震1発の地震で建物が崩壊し下敷きになった方が近所でも8名命を落とされたからである。

何が起きたかわからないま突然普段生活している家が崩れて下敷きになる。これが

地震の恐怖である。

 

熊本を象徴する熊本城の天守閣も崩れ落ち、復帰に5年かかるといわれた。

阿蘇を象徴する阿蘇大橋が落ち、新たな橋が架かるのに5年かかるといわれた。

 

あの当時5年先があるのか、本当に復興するのか、

未来を全くイメージできなかった。

 

しかし、こうしてあれから5年を迎えている

そして

熊本城天守閣は見事に普及し阿蘇大橋は開通した。

 

人間のチカラってすごい。って感じている。

 

どんな苦難におちいっても元に戻すコトができるんだ。そう強く感じた。

 

あの震災から5年が経ち

今こうして生きていることに感謝したい。

 

そしてそんなことがあっても必ず復興できるということを目の当たりにした。

大きな地震を経験したおかげで

 

悔いのない人生を生きようと決めた。いつ死んでもいいように

1日1日を大事に生きていこうと決めた。

 

 

山下弘幸（やましたひろゆき）プロフィール
https://drive.google.com/file/d/11Lbb9O4FTIGPBbRV7bhg_2xkx8HzcBpZ/view?usp=sharing

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